バルセロナ・パビリオンを3Dモデリングする

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目次

①タイル目地を作成する
②タイルをモデリングする
③基礎をモデリングする
④水盤をモデリングする
⑤階段をモデリングする
⑥十字柱をモデリングする
⑦壁をモデリングする
⑧屋根をモデリングする

※床、壁、屋根のみ(サッシ、ガラスは省略)
※壁のパネル割りはモデリングしやすいよう、オリジナルからスパン・位置を変更しています
※図版に寸法線が記載されていますが、見やすくするために設定したものであり、作業では作図する必要はありません


動画の取扱いと画質調整

 
 Rhino-GH.comではトレーニング、ツール・コンポーネントに数多くの動画を用意しています。PCで閲覧される方は動画の画質調整が可能です。


①タイル目地を作成する

 

テキスト
BP_01
①-1.単位目地の作成

長方形(Rectangle) コマンドでW1,090mm*H1,090mmの矩形を作図する
※左下の座標を(x, y, z) = (0.0, 0.0, 0.0)とすること

 
BP_02
①-2.矩形配列でタイリング

・X軸方向に52個、Y軸方向に23個、計1,196個、矩形配列(Array) コマンドで複製する

 
BP_03
①-3.不要な目地の消去

・左記画像を参照し、不要な目地を消去する
・残るタイルの外形線は659個


タイルデータ

・サイズ = 縦:1,090mm, 横:1,090mm, 厚さ:100mm


ツール参考


②タイルをモデリングする

 

テキスト
BP_04
②-1.タイルを押し出す

・「①」の目地から厚さ-100mm(=z軸マイナス方向で)でタイルを押し出す
押し出し(閉じた平面曲面から)(ExtrudeCrv) コマンドを用いる

BP_05
BP_06 押し出し(閉じた平面曲面から)(ExtrudeCrv) コマンドのオプション「ソリッド(S)=はい」にすることを忘れないこと。

ツール参考


③基礎をモデリングする

 

テキスト
BP_08
③-1.基礎の外形をなぞる

・タイルの外形と水盤の外形をポリライン(PolyLine) コマンドでなぞる
オブジェクトスナップ(Osnap)の「端点」を有効にし、マウスが吸着するようにすること

BP_09
 
BP_10
③-2.基礎を押し出す

押し出し(閉じた平面曲面から)(ExtrudeCrv) コマンドで1,200mm押し出す(z軸方向正の方向)。コマンドのオプション「ソリッド(S)=はい」にすることを忘れないこと

BP_11
 
BP_12
③-3.タイルの下に移動する

・基礎を「②」で作成したタイルの下側に移動(Move) コマンドで移動させる(z軸負の方向に-1,300mm移動)


基礎データ

・基礎の厚さ = 1,200mm


ツール参考


④水盤をモデリングする

 

テキスト
BP_13
④-1.水盤を押し出す

・「③-1.」で作成した水盤の外形から押し出し(閉じた平面曲面から)(ExtrudeCrv) コマンドで600mm押し出す(z軸方向正の方向)。コマンドオプション「ソリッド(S)=はい」にすることを忘れないこと

BP_14
 
BP_15
④-2.基礎の下面合わせてに移動する

・水盤を「③」で作成した基礎の下端に合うように移動(Move) コマンドで移動させる(z軸負の方向に-1,300mm移動)

BP_16

水盤データ

・水盤の厚さ = 600mm
・(水深 = 700mm)


ツール参考


⑤階段をモデリングする

 

テキスト
BP_17
⑤-1.階段の見えがかり線作図

長方形(Rectangle) コマンドで階段の見えがかり線作図を作図する(全て長方形で描く)
・奥行き:400mm * 幅:3270mmのサイズを7つ、最上段のみ 奥行き:300mm * 幅:3270mmのサイズを1つ 作図する(上図参照)

 
BP_18
⑤-2.階段を押し出す

押し出し(閉じた平面曲面から)(ExtrudeCrv) コマンドで各踏面を押し出す(z軸方向正の方向)。コマンドオプション「ソリッド(S)=はい」にすることを忘れないこと
・高さは最下段から順に162.5mm、325.0mm、487.5mm、650.0mm、812.5mm、975.0mm、1137.5mm、1300.0mmで押し出す
・モデルを「③」で作成した基礎の下端に合うように移動(Move) コマンドで移動させる


階段データ

・踏面 = 奥行き:400mm(最上段のみ 300mm), 幅:3270mm
・蹴上 = 162.5mm


ツール参考


⑥十字柱をモデリングする

 

テキスト
BP_19
⑥-1.十字柱を作成する

線(Line) コマンドや、ポリライン(Polyline) コマンドで十字柱の見えがかり線を作成する(形状は上図参照のこと)
線(Line) コマンドで作成した場合はバラバラになっている線を結合(Join) コマンドで結合し、「閉じた曲線」とすること
ポリライン(Polyline) コマンドで作成した場合は始点と終点の座標を合わせ、「閉じた曲線」とすること
押し出し(閉じた平面曲面から)(ExtrudeCrv) コマンドで柱を3,000mm押し出す(z軸方向正の方向)。コマンドオプション「ソリッド(S)=はい」にすることを忘れないこと

BP_20
 
BP_21
⑥-2.十字柱を配置する

移動(Move) コマンドやコピー(Copy) コマンド、矩形配列(Array) コマンドなどを用いて、上図の様に十字柱を8本配置する(柱の下端はz=0.0mm)

BP_22

十字柱データ

・サイズ = 厚さ:32mm, 外形:180mm*180mm
・長さ = 3000mm
・本数 = 8本(X方向3スパン、Y方向1スパン)
・配置スパン = X方向:6903.3mm, Y方向:7630.0mm


ツール参考


⑦壁をモデリングする

 

テキスト
BP_24_1
⑦-1[a].「2スパン壁」をモデリングする

直方体(Box) コマンドで左図のモジュールの壁をモデリングする

BP_24_2
⑦-1[b].「1スパン壁」をモデリングする

直方体(Box) コマンドで左図のモジュールの壁をモデリングする

BP_24_3
⑦-1[c].「角埋め用壁」をモデリングする

直方体(Box) コマンドで左図のモジュールの壁をモデリングする

 
BP_25
⑦-2.壁を配置する

移動(Move) コマンドやコピー(Copy) コマンド、矩形配列(Array) コマンドなどを用いて、上図の様に壁を配置する(最下段の壁の下端はz=0.0mm)

BP_26

壁データ

・[a]2スパン壁 = 幅:2,180mm, 高さ:1,000mm, 厚さ:150mm
・[b]1スパン壁 = 幅:1,090mm, 高さ:1,000mm, 厚さ:150mm
・[c]角埋め用壁 = 幅:150mm, 高さ:1,000mm, 厚さ:150mm
・縦方向3枚ずつ(1,000mm*3枚= 階高:3.000mm)


ツール参考


⑧屋根をモデリングする

 

テキスト
BP_27
⑧-1.屋根の見えがかり線を作図する

・上図を参照して長方形(Rectangle) コマンドやポリライン(Polyline) コマンドで屋根の見えがかり線を作図する

BP_28
 
BP_29
⑧-2.屋根を押し出す

押し出し(閉じた平面曲面から)(ExtrudeCrv) コマンドで屋根を250mm押し出す(z軸方向正の方向)。コマンドオプション「ソリッド(S)=はい」にすることを忘れないこと
・屋根を「⑦」で作成した壁の上端に合うように移動(Move) コマンドで移動させる(z軸正の方向に3,000mm移動)

BP_30

屋根データ

・屋根(大) = W:25,070mm*H:14,170mm、厚さ:250mm
・屋根(小) = W:10,250mm*H:10,250mm、厚さ:250mm


ツール参考


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